ウェッジは、フェアウェイやラフ、バンカー、ベアグランドなどさまざまなライからボールを打ってカップに寄せていくので、クラブの持つ機能性がとても重要になります。
ネック形状の違いによるボールのつかまり、ソール形状の違いによるヘッドの抜けやバウンスの効き具合。そしてフェース面の溝の掘り方や加工の違いによって変わるスピン性能。
打ち方や芝の種類によってウェッジに求める機能性は変わりますが、共通して高い機能性を求めたいのがスピン性能です。
そこでこのページでは、2019年に発売されたウェッジの中でもスピン性能が高いおすすめのウェッジをご紹介したいと思います。
ボールが『キュキュッ』と止まるようなスピン性能が高いウェッジを使えば、ゴルフがより一層楽しくなること間違いなしですよ♪
目次
テーラーメイド ミルドグラインド2ウェッジ
- おすすめのタイプ:
- ノーメッキのウェッジが欲しかったゴルファー
- スピン性能
- ★★★★★
- 操作性
- ★★★★★
【ラインナップ】
ロフト角 | 48 | 50 | 52 | 54 | 56 | 56LB | 58 | 58LB | 60 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
バウンス角 | 9 | 9 | 9 | 11 | 12 | 8 | 11 | 8 | 10 |
ライ角 | 64 | ||||||||
ヘッド・フェース素材(製法) | 軟鉄8620(鋳造) |
ロフト角58度のクラブ重量 | バランス | |
Dynamic Gold S200 | 479g | D5 |
N.S.PRO 950GH(S) | 457g | D4 |
ミルドグラインド2ウェッジは、フェース面だけノンメッキ仕様の激スピンウェッジ!
ミルドグラインド2ウェッジは、世界のトッププロの意見を多く取り入れたウェッジで特徴的なのは『ノンメッキ仕様のフェース』と『個体差がほとんど無いソール形状』です。
ノンメッキ仕様のウェッジはスピン性能が高い反面、使ってると自然と錆が出てくるのでメンテナンスが大変ですが、ミルドグラインド2ウェッジはフェース面だけノンメッキ仕様。
高いスピン性能を誇りながらメンテナンスもしやすくなっています。
また、今までのウェッジは人の手でソールを削りだしていたため少なからず個体差がありましたが、ミルドグラインド2ウェッジは『独自のソール加工マシーンを使用』する事によりソール形状の個体差がほとんど無くなりました。
そのおかげでソール形状のちょっとした違いに敏感なプロでも、数試合ごとにウェッジを交換できるようになったぐらい、ソール加工の精度が高いウェッジです。
試打した感想
試打したのは、ロフト角58度でバウンス角11度のDynamic GoldのS200。
総重量479グラムでバランスはD5。
構えた感じは、ヘッドの座りが良くてスクエアに構えやすいです。
バウンス角が11度の割には、フェースを開いて構えてもリーディングエッジの浮きが少なめ。
実際にフルショットしてみると、フェースにボールが乗りやすい為か打ち出し角がやや低めで飛んでいきます。
20ヤードぐらいのアプローチショットでも、打ち出しが低くていかにもスピン効いてますってボールが打ちやすいです。
ノンメッキ仕様のウェッジはメンテナンスが大変そうだから敬遠してたと言う方、ミルドグラインド2ウェッジおすすめです!
キャロウェイ JAWS ウェッジ MD5
- おすすめのタイプ:
- スピン性能が高くてソール形状が選べるウェッジが欲しいゴルファー
- スピン性能
- ★★★★★
- 操作性
- ★★★★★
【ラインナップ】
ロフト角 | 48 | 50 | 52 | 54 | 56 | 58 | 58 | 60 | 64 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
バウンス角 | 10 | ||||||||
ライ角 | 64 | ||||||||
ヘッド素材 | 軟鉄鋳造 |
*スペックはSグラインドです
ロフト角58度のクラブ重量 | バランス | |
Dynamic Gold S200 | 481g | D4 |
N.S.PRO MODUS3 105(S) | 459g | D3 |
N.S.PRO 950GH neo(S) | 456g | D2 |
MD5ウェッジはガブリと芝に食らいつくほどのスピン性能!
キャロウェイのジョーズMD5ウェッジは、MD4(マックダディー4)ウェッジの後継モデルで、前作同様フェース面の溝と溝の間にある摩擦係数を向上させる突起物『マイクロフィーチャ―』と、フェースの溝の彫り方を新しくしたことによりスピン量が10%UP(キャロウェイ調べ)しました。
ソール形状は4種類で、オーソドックスなソール形状のSグラインド、ヒールとトゥ側が削ってあるソール形状のCグラインド。
ミスに強いワイドソール形状のWグラインド、ワイドソールのヒールとトゥ側を削ったソール形状のXグラインドが発売されてます。
試打した感想
試打したのは、ロフト角58度でバウンス角10度のSグラインド。
シャフトはDynamic Gold S200で総重量は481g。
構えてみるとSグラインドはオーソドックスなソール形状で、ネックもリーディングエッジもほぼストレートで構えやすいです。
芝の上から実際に打ってみると、バウンスが適度に効いててヘッドが刺さりづらく抜けが良いです!
50ヤードぐらいの距離でふわっとしたボールを打って見ると、少し低い打ち出し角で飛び出し3バウンド目で止まってくれる高いスピン性能を発揮!
中途半端な距離のアプローチでも、フェースを少し開いて緩むことなく打てれば、期待以上のスピン性能でボールが止まってくれます。
個人的なおすすめのソール形状は、Sグラインドですが、「アプローチでザックリが多い」方や「バンカーが苦手」と言う方は、オートマチックに打ちやすいWグラインドのバンス角12度がおすすめです。
ピン GLIDE(グライド)3.0ウェッジ
- おすすめのタイプ:
- スピン性能と操作性が高いウェッジが欲しいゴルファー
- スピン性能
- ★★★★
- 操作性
- ★★★★★
【ラインナップ】
ロフト角 | 46 | 50 | 52 | 54 | 56 | 58 | 60 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
バウンス角 | 12 | 12 | 12 | 12 | 12 | 10 | 10 |
ライ角 | 64.1 | 64.1 | 64.1 | 64.4 | 64.4 | 64.6 | 64.6 |
ヘッド素材 | 431ステンレススチール |
*スペックはスタンダードソールです
ロフト角56度のクラブ重量 | バランス | |
Z-Z115(ウェッジ専用シャフト) | 451g | D2 |
N.S.PRO MODUS3 105(S) | 440g | D2 |
*この他の装着シャフト
- N.S.PRO 950GH neo
- DG EX TOUR ISSUE
その他多数
GLIDE3.0ウェッジはスピン性能が高く操作性も良いウェッジ!
ピンのグライド3.0ウェッジは、番手別に設計されたヘッドに削り出しの溝と疎水性の高いハイドロパールクローム仕上げを採用してスピン性能が高くなっています。
ソール形状は、さまざまなライに対応可能なSS(スタンダードソール)、バンカーから簡単に脱出できるEYE2(アイ2ソール)。
寛容性に優れたWS(ワイドソール)、フェースを開いて打ちやすいTS(シンソール)の4種類が発売されてます。
その中でもおすすめはロフトバリエーションが豊富で操作性が高いSS(スタンダードソール)です。
試打した感想
試打したのは、ロフト角58度のスタンダードソールでシャフトはN.S.PRO 950GH neoのS。バランスはD3で総重量約446g。
構えてみると、ややセミグースネックでちょっと出っ歯。ボールを拾いやすい見た目です。
実際に20ヤードぐらいのアプローチを打って見ると、フェースにボールが良く乗ります。
フェースを少し開いてしっかりとインパクトすると、ボールは低めに飛び出し良い感じにスピンが入ってくれます。
ソールの滑りが良いのでダフリを恐れることなくアプローチ出来ます。
個人的なおすすめはスタンダードソールですが、アプローチもバンカーもオートマチックに打ちたい人はWS(ワイドソール)、とにかくバンカーが苦手と言う人はEYE2(アイツーソール)を試してみてはいかがでしょうか!?
ウェッジのシャフトの選び方
ウェッジのシャフトは、現在使用してるアイアンのシャフトを基準に選ぶのが一般的です。
アイアンのシャフトに軽量スチールのN.S.PRO 950GHを使用していて、『ウェッジもアイアンと同じ感覚で振りたい』と言うのであればアイアンと同じN.S.PRO 950GHで良いですし、『ウェッジはアイアンよりも重くして安定感を出したい』とか『ラフや砂の抵抗に負けないようにしたい』と言うのであればN.S.PRO 950GHよりも重い『N.S.PRO MODUS3シリーズ』や『N.S.PRO MODUS3 WEDGEシリーズ』、又は『ダイナミックゴールドS200』とかでも良いと思います。
シャフトフレックスに関しては、アイアンのシャフトフレックスと同じか、アイアンよりもワンフレックス柔らかいシャフトがおすすめです。
その理由は、ウェッジはフルショットするよりもヘッドスピードを抑えたコントロールショットをする機会が多いため、アイアンよりもワンフレックス柔らかいシャフトの方がしなりを感じやすくなるからです。
世界のトッププレーヤーであるタイガーウッズも、ウェッジのシャフトはアイアンよりもワンフレックス柔らかいシャフトを使用しています。
ゴルフクラブの適正な重量フローってご存知ですか?
スピン性能が高いおすすめのウェッジ!2019年・まとめ
2019年に発売されたウェッジの中でも、スピンがかかりやすいモデルを集めてみました。
スピンが効くウェッジを使い始めると、アプローチが本当に面白くなってくるし、スコアも良くなります。
是非ともスピン性能が高いウェッジを手にして、『キュキュッ』と止まるアプローチを体感してみて下さい!あと、ボールは必ずスピン系を使ってください。
おすすめのウェッジ
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