このページではゴルフクラブの総重量について簡単にご説明します。
クラブを選ぶ際の参考にしてみて下さい。
ゴルフクラブの総重量は、ヘッド・シャフト・グリップの重さで決まり、基本的にドライバーが1番軽くて、クラブが短くなるにつれて徐々に重くなり、サンドウェッジが一番重いクラブになります。
ドライバーの総重量はだいたい260グラムから330グラムで、5番アイアンからサンドウェッジまでの1本の総重量は350グラムから480グラムになります。
これだけ重量の幅があると選ぶのが難しいように思いますが、クラブの適正な重量フローの表を見れば簡単に決める事が出来ます。
クラブの適正な重量フロー
この表はゴルフクラブの数値についてかなり詳しいサイト「ゴルフクラブ数値.com」さんのグラフですが、クラブ重量の適正なフローになります。
引用元:ゴルフクラブ数値.com ゴルフクラブの総重量より
基本はアイアンセットを基準に考える
クラブの総重量を決める場合、基本的にはアイアンセットを基準に考えます。
例えば5番アイアン(クラブの長さが38インチ)で総重量が400グラム台のN.S.Pro950GHを使用している方のドライバーの適正な総重量は、表に照らし合わせると300グラム強が適正な重さになる事が分かります。(長さが45インチのドライバーを選ぶ場合)
フェアウェイウッド(3W)は、310グラムから315グラムが適正な重さになります。
ダイナミック・ゴールドのような重いシャフト(5番アイアンの長さが38インチで総重量が430グラム前後)を使用しているのであればドライバーの適正重量は45インチで325グラム前後になります。
シャフトの特性やバランス(D0やD3などのヘッドの重さをどらぐらい感じるか)によっても重く感じたり軽く感じたりするので一概には言えませんが、ゴルフクラブの総重量を選ぶ際は、表に照らし合わせてみて見ると非常に良く分ります。
クラブの総重量を適正なフローにしておけば、バランスも自然と適正範囲内に収まるようです。
もっと詳しく知りたい方はゴルフクラブ数値.comさんをご覧ください。
アイアンの重量フロー
アイアンは番手が小さくなるにつれてクラブヘッドが6グラムから10グラムづつ重くなっていき適正な重量フローになります。(シャフトの長さは変わっても重さは変わらないように作られています。)
しかしアプローチウェッジとサンドウェッジはほとんどが35インチや35,5インチで長さが同じ場合がほとんどです。
ヘッド重量も同じメーカーで選んでも3グラム程度しか違わない事も有るので、重量フローが多少合わなくなる事が有りますが、あまり気にしなくても良いようです。
理由としてはアプローチウェッジやサンドウェッジはフルショットをするのが基本のクラブではないからで、ウェッジ類だけあえて15グラムほど重くしてより安定感を求める方もいれば、振った感じを同じにしたいから重くしないと言う方もいるからです。
それでもウェッジ類だけ少し重くしたいと言う方はグリップを重い物に交換しても良いですし、グリップの下あたりに鉛を巻いて調整しても良いと思います。
最後に
先ほどもご説明しましたが、ゴルフクラブは工業製品ですので、同じ工場で作っていても必ず小さな違いが出来てしまいます。(クラブヘッドの重量のバラつき、ウッド系のフェースの向きなど)
それは当たり前の事なので、クラブを購入したらショップなどでロフト角、ライ角、総重量を見てもらう事をおすすめします。
特に中古で購入した場合は見てもらった方が良いと思います。
以前私が中古で購入したアイアンセットでこんな事がありました。
7番アイアンだけが少し飛ばないと感じて、ショップで見てもらったら7番アイアンのロフト角だけ寝ていたんです。
こんな感じになっていました。→6番30度・7番36度・8番38度。
すぐに適正なロフト角に調整してもらいましたが、こんな事は普通にある事なのでクラブを購入したら1度見てもらってはいかがでしょうか?